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エ・プルリブス・ウヌム ( E pluribus unum ,; ) とは、「多数から一つへ」〔を意味するラテン語の成句で、「多州から成る統一国家」であるアメリカ合衆国を表す。 「 Annuit cœptis (「神は取組を承認せられたり」の意のラテン語 )」「 Novus ordo seclorum (「時代の新秩序」の意のラテン語 )」と共に、1782年に議会により制定されたアメリカ合衆国の国璽の図柄の一部としてリボン状の装飾の上に書かれている〔 〕。 法で制定されてはいないものの、「 E Pluribus Unum 」は事実上、アメリカ合衆国のモットーであると広く認識されてきたが、1956年にはアメリカ合衆国議会により法 (H. J. Resolution 396) が可決され、「 In God We Trust 」が公式モットーとして採用された。 ==起源== エ・プルリブス・ウヌムのモットーは、1776年にピエール・ユージン・デュ・シミティエールが国璽制定委員会に提案した。 その起源は、ロンドンに拠点を置くユグノー、ピーター・アンソニー・モトーにまで遡ることができる。 彼は、自分が発行する「 The Gentleman's Journal 」(1692-1694)や「 the Monthly Miscellany 」にこの言葉を掲載していた。 合衆国独立当時、 同名の人気刊行誌「The Gentleman's Magazine」 の毎号の扉にも、目立つように掲載されていた。 この刊行誌は、多くの情報源から記事を集めて1冊にまとめた「雑誌」だった。 エ・プルリブス・ウヌムの成句は、ヘラクレイトスの「一は万物から成り、万物は一から生ずる」(断片10)のラテン語訳に類似している。 またハーブ入りチーズの moretum の作り方を(少なくとも表面上は)詠んだ詩「 Moretum 」にも似た句が使われているが、この詩はウェルギリウスに起因しているものの実際の作者が誰かは判明していない。 ちなみに moretum とは、今日のペスト・ジェノヴェーゼの原型である。 この詩には「 color est e pluribus unus 」という、多色を混ぜて1つにすることを示す句が使われている。 アウグスティヌスは自著『告白』でこの句をもじった「 ex pluribus unum 」という言葉を使っている。 「 Annuit cœptis 」「 Novus ordo seclorum 」の句は国璽裏面の図柄に組み込まれているが、「 E pluribus unum 」の句はチャールズ・トムソンがデザインした印章の表側に組み込まれている。 表側の図柄はアメリカ合衆国の国章としても使用され、アメリカ合衆国のパスポートその他の公文書でも見ることができる。 またアメリカ合衆国大統領章、副大統領章の他、アメリカ合衆国議会の上院章、下院章、アメリカ合衆国最高裁判所の各紋章にも使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エ・プルリブス・ウヌム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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